天気 | 体調 | 気分 | 出費 |
---|---|---|---|
晴れ | 普通 | 普通 | \3250 |
出発地 | 終着地 | 走行距離 | 走行距離(合計) |
道の駅阿武町 | 道の駅キララ多岐 | 212km | 8212km |
昨夜は島根の方、失礼しました。
調べたら島根って色々あるね。
砂丘があるじゃん、砂丘!!
あっ、これは鳥取か・・・。
えーっと、橋があるじゃん、橋が!!
錦帯橋って橋が。
あっ、これ山口か・・・。しかも前行ったし。
うーん・・・。島根なんもないのか!?
ってちゃんと調べたら・・・。
なんだ、世界遺産の石見銀山があるじゃん!!
すげーじゃん、島根!!
世界遺産ってのがあるだけで大したもんだよ!!
他も色々調べたら何気に楽しそうだぞ。島根県!!
じゃあさっそく行ってみよう!!
まず向かうのは、琴ヶ浜。
ここは鳴き砂で有名な浜辺。本当に鳴くのか!?かなり楽しみだぞ。
R9をずっと東に走っていたのだが、なんだか島根県って赤い瓦屋根の家多くない!?
みんな同じピカピカの屋根だぞ!!
なんで・・・?!
しまいには看板も同じ屋根。
あまりにも気になったんで携帯で調べてみたところ、たぶん赤い瓦屋根は島根県の地域資源である石州瓦なんだって。これを使って屋根を増改築した人には助成金がでるんだって。
なるほどねぇ。だから見るからに古そうな家も屋根だけはピッカピッカだったんだ。
でもほんと凄いね。どれもこれもあの屋根。
あんま家づくりはこだわらないのかな。
途中、素晴らしい景色が。
空が青かったらもっとよかったらいいのに。残念だ。
そして着いた琴ヶ浜。
急いで浜辺まで行ってみる。
どれどれ!?砂が鳴くってどんな音なんだ!?
まずはゆっくり歩いてみる。
・・・鳴らない。
軽く走ってみる。
・・・鳴らない。
全力で走ってみる。
なんだこれ嘘か!?全然鳴る気配がしないぞ!?
あれこれ試していたが全然鳴る気配がなく、軽く諦めかけていたそのとき、海に近いとこにいたカップルが「鳴った、鳴った!!」と楽しそうにはしゃいでいるではないか。
どれどれ、と僕も海に近いほうに歩いてみると・・・。
キュッ。
ん!?
キュッキュッ。
はっ!?
すげー楽しい!!ほんとうに鳴ったぞ!!
なんだろ、氷の上をスケートで滑るようにすると特に強く鳴る!!
ってか鳴る場所と、鳴らない場所があるみたいだ。
だからさっきあんな頑張っても鳴らなかったみたいだ。
へぇー、おもしれー、鳴き砂!!
砂をよく見たらかなり細かいんだね。これが鳴る理由なんかな。
でも楽しかったぞ!!
次はその琴ヶ浜の近くにある、仁摩サンドミュージアムに。
ここには世界一大きな砂時計ががある。
「砂暦」と名付けられたその大きな砂時計は、1トンの砂がちょうど一年、365日かかって落下する「一年計砂時計」だ。
よく「3分」とかなら見たことあるが、「一年」ってどんなんだと興味津々で行ってみる。
そして中に入って中央ホールみたいなところの上を見ると・・・。
でけぇー!!なんだありゃ!?
天井にあってよく見ずらいため、それとまったく同じ大きさの砂時計が見やすいように展示してある。ちなみにこっちは砂は落ちてないらしい。
人が立ってないから大きさ比べられないから分かりづらいかもだけど、ちょうど下の砂を溜める部分が男の人の身長くらいかな。
すこししたらお姉さんがマイクを持って、色々解説をし始めた。
これは、てっきりさっきの琴ヶ浜の砂を使っているのかと思ったら、違くて、同じ鳴き砂だけど、山形県の遅谷の砂を使っているんだって。
そーなんだ!!
砂の一つ一つの粒子を見たら、全然遅谷の砂のが一つ一つの大きさが小さい。
もし琴ヶ浜の砂で一年計砂時計を作るとしたら、もっともっと大きな砂時計じゃないと無理なんだって。しかもそれを作ることはほぼ不可能らしい。
この砂時計のガラスを作るのも苦労したらしく、日本じゃ作れるところがなく結局ドイツの会社が制作したんだって。
そして12月31日のラスト5分で108人の年男、年女が綱を曳いてこれを一回転させえるイベントがあるらしい。
けどこの「砂暦」はただ自然の力で落ちているだけではなくて、ちゃんとコンピューター制御されていて砂が落ちているらしい。
じゃないと上が暑くなったり、下が寒くなったりしたら、砂の落ち方が変わってしまうらしい。
それにちゃんとうるう年も計算しているんだって!!
やるじゃん、機械!!
ここは他にも色々なオシャレな砂時計が展示されていたり、さっきの鳴き砂についても勉強出来た。
石英砂っていうのが擦れてあの音が出るらしい。
けどもその中にゴミとか他の砂が多く含まれると、あの音が鳴らなくなってしまう。
だから鳴き砂は日本に色々あったのだが、その近くで工事をしたり、レジャー開発をしてしまった影響で海流が変化してしまい、砂の成分構成が変わってしまい鳴らなくなってしまった海岸が後を絶たないらしい。
京都にも琴引浜っていう、今でもちゃんと鳴る砂浜があるらしいけど、近くでレジャー開発が始まっていて、今後どーなるか分からないんだって。
つまり鳴き砂って、ほんとうに自然が作りだしたものなんだね。
こんな奇跡を人間の手で無くしてしまうってもったいないな。
この旅出て改めて自然の素晴らしさを感じる毎日だから、自分も気をつけなきゃ。
エコだ、エコ!!
といっても自分も車で旅してる以上、自然にはよくはないことをしているんだよな。
せめて少しでも、環境のことを考えるなら、スピードだしたり、無駄なアイドリングを止めたりと気をつけないといけないな。
砂を通して色々勉強になった。
そしてまたわりかしこの近くにある、世界遺産「石見銀山」に。
駐車場についたが、正直石見銀山ってのはあまり知識がなかったので、観光案内みたいなとこで、聞いてみる。
話を聞くと「龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ」という銀山を発掘した穴(それを間歩というらしい)を見に行くらしい。
ほんとうは石見銀山資料館というとこにも行って勉強したかったが、時間がなかったため、「まぶ」だけ行くことに。
ちなみに駐車場から、歩いて約40分かかるらしい。
この「まぶ」も17時には閉まるらしいから急がないと。
なんだか「まぶ」までの道のりは、僕的にはとても楽しくなるような道を歩いたり・・・。
マムシの看板に軽くビビったり・・・。
前を歩く中年ご夫婦のあまりのラブラブさに目のやり場に困りながら、どうにかこうにか「まぶ」まで着いた。
¥400払いさっそく中へ。
って、入った瞬間もの凄い冷気が!!
びっくりするくらい涼しい!!外が29度くらいあってかなり暑かったから最高にヒンヤリして気持ちいぞここ!!
温度計があってみたら13度しかない!!ずっとここにいたいぞ!!
中は薄暗い洞窟みたいなかんじ。しかし、天井がかなり低く中腰で歩くのが大変だ。
かなりこの空間に浸って楽しんでいた僕だが、さっきのラブラブ中年夫婦が、キャーキャー恐い、恐い言ってうるさくてしょうがない。
別にココは恐がる場所じゃねーだろ!!
とにかくずーっと喋りっぱなし。ってか喋り倒し。
あまりにもうるさいので離れたり距離を開けようと試みたが、どーやら僕とそのご夫婦は完璧なほど歩くペースが同じらしい。
だからずっとその中途半端な距離感を保って最後まで見てしまった。
意外に友達になれるかも。
ここは興味がない人には多分つまらない場所かもしれないが、僕は来てよかったと思った。
駐車場までの帰り道、遊歩道を歩いていたら、すげー長いミミズを発見した。
どれくらいあっただろう。
20、いや、30センチ・・・。
けれどデジカメの電池が終わってしまって、その約2メートルの大ミミズさんを皆さんに見せられなかったことが残念でしょうがない。
しかし、ひとつだけ、言わせほしい。
けしてこれを見た後に石見銀山にミミズを探しに行くのはやめてほしい。
実はその大ミミズさんが「もう、そっとしておいてくれ。」や、「もしかしたら明日には20センチくらいに縮んじゃうかも・・・。」とも言っていたので。
皆さんどーか探すのだけはご勘弁を。
そして温泉博士を使って汗を流した。なかなか風呂の数もあって楽しめた。
お世話になりました。
今日の寝床につくと、駐車場でバンバン跳ねてる車が。
・・・ハイドロだ。
久々に見たぞ!!
ここはけっこう、若者が溜まりやすいところか!?
けど、今日はなんだか疲れてしまい、あまりそのことに気にせずもう寝ることに。
あぁー眠い・・・。
だけどたいして余計な知識がなかったぶん、今日はかなり島根を満喫できた。
何気に楽しいぞ、島根県!!
明日も楽しみだ!!