DIARY

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前の日          2009年6月2日(火)           次の日

天気体調気分出費
 晴れ→曇り   普通   普通   \1520 
出発地終着地走行距離走行距離(合計)
 道の駅喜入   道の駅いぶすき   79km  6340km 

48日目・鹿児島 〜南薩摩半島〜

昨夜寝たのは10時過ぎ。

今朝起きたのは9過ぎ。

やっぱり、なんだかんだいってしっかり寝れるみたいです。

おはようございます。久々の「旅見習い」のMOJIです。

気付けばもう鹿児島県。制覇した県も28県。

1か月半で半分以上まわっている。ペース早いのかな!?

けども、もうかなり暑くなってきて、暑いのが嫌いな僕は早く北海道に向かいたいとこだ。

けれど、予定では北海道に2、3ヵ月滞在予定だが、そんなにいれるかな?

あっという間に、1週間くらいでまわれちゃったとかないよなぁ?!頼むよ、でっかいどう!?




知覧町に向かってる途中、あんま車通りも多くない山道で、いきなり左側の森の中から人が飛び出てきた!!

うおっ!?とビックリしたら、警察官だった!!

警察だったことに余計に驚いてしまい「またオレやったか!?」けどオレなんも悪いことしてないぞ!?と焦ったが、どーやら僕ではなく、後ろを走っていたトラックが停められていた。




ってか今の道に警察がいたんだ。全然気づかなかった。

多分森の中に隠れて潜んでたんだと思う。




・・・それってどーなの?!

たまに「それはないんじゃない!?」って言いたくなるような取締してるの見かけるけど、なんか違うんんじゃねーの!?




そのトラックの運ちゃん、何で捕まったかは知らないし、捕まったのは自分が悪いんだけど、あんな捕まえ方されたら正直イラッとするよね。

隠れてるとき蚊に刺されるぞ!!




そして僕がついた場所は知覧特攻平和会館。

ここ知覧町には昔戦時中あの「特攻隊」の飛び立つ飛行場があった場所。

どーしてもここは行っておきたかった場所だ。

そこに着く前から道には特攻で亡くなった人たちのために建てられたと思われる献燈がたてられていた。

献燈

平和会館の中は若くして特攻として戦死した人たちの遺影、遺品、遺書など貴重な資料が展示されていた。

僕はその遺書や、実家の両親、家族に宛てた手紙を見て泣いてしまった。

周りの人もみんな泣いていた。

手紙や遺書や辞世の句を見ても、本当に立派な人たちだなってのがよく分かる。

僕がとにかく強く思ったのが、みんなどの手紙も遺書も力強くしかっり書いてある。それにみんな達筆だ。

こーいうとこにきて「もし自分がこの立場だったら。」とよく考える。

もし自分がこの立場で「特攻」が明日と決まった時の夜、こんなに力強く字を書けるんだろうか。

手が震えてしまってこんな綺麗な字は書けないと思う。

改めて当時の人の精神面の強さはものすごいと思う。

しかも特攻は志願制らしい。みんなが目をつぶって志願するものだけ手を挙げさせるとか、紙に「志願する」か「志願しない」と書かせたりとか。

やはりそういう状況になったら、「志願」をしてしまうのか。

今僕はそんな状況経験したことないし、想像だけのなかでしか考えられないから「絶対しない」と言えるが、60年以上前にもし生まれていたら、もしかしたら僕も「志願」してしまったかもしれない。

この特攻隊の人は僕とさほど変わらない年代の人たちばかり。

どんなに時代は違くても20代は20代。あんま変わらないような気がする。

自分が志願するとなった絵を想像したらすごく恐くなった。

やはり戦争はよくない。

今までにこーいった戦争に関する施設を僕は色々進んで見てきたが、ここはとにかく悲しくなってしまう場所だった。

なんとなくだが、もちろん内容は全然違うが、ある特定の人たちのことを知ることができる場所として「ひめゆりの塔」にも似ている気がした。

来てよかった。

知覧平和会館


駐車場についてすこしそこで鹿児島の地図を見てたりしたら、後ろから話しかけられた。




警官だ!!




「すみません。免許所見せて下さい。」

第一声がそれかよ。

「なんで?」

「いや、別にこれといって・・・。」

「見せる理由ないなら嫌です。」

「い、いや、でも、その、あ、あの・・・。」

「・・・。」

「いや、別に、そ、その、疑がってるとかではなくて、近くで、し、下着泥棒がありまして、み、みなさんにお声かけてるんですよ。」

「へぇー。理由があるならいいですよ。はい。」

「あ、す、すみません。す、すみません。」












どっちが警官だよ!?









その動揺っぷり、思わず「下着ドロはお前なんじゃねん!?」って言いたくなったよ。

しかも下着ドロが下着取った後に絶対ここ「知覧平和会館」なんか来ねーよ。

下着盗んだ後に、特攻で戦死していった人たちの遺書なんか読めねーよ。

読んでも自分の小ささ気づきその場で自首するよ。

下着盗んだ犯人探しにくる場所間違えてるよ。




その後は聞いてもいないのに、観光地をおススメしてくる。

いいよ、そーいうのはもう。

ってか警察に免許見せるのどーにかならないのかねぇ。

ちょっと最近不信感があるので、捕まってもいないのに、個人情報が書かれた免許をジロジロ見られるの凄く嫌なんですけど。

警察です。って言われれば、見せざるおえないけど、もし違かったり、または悪いやつだったら大変だよね。

女の人なんかストーカーとか恐いよね。

それに車中泊とかしても「警察です」って言われれば無防備にドア開けちゃうよ。女の人なんかもし、それが悪いやつとかだったら大変だよね。

こう、たまにニュースで警官が悪いことして捕まっているのみると余計そう感じるよ。

免許見せるときに警官も免許出すとかはどうだろう!?

サラリーマンの名刺交換みたいに。

それなら見せてもいいよね。

自分のだけジロジロ顔と照らし合わせながら見られるのって感じ悪い。




薩摩半島最南端の長崎鼻に向かうとき、さっきの警官が道路で張っていた。

なんだろ、見た瞬間溜息がでてしまったよ。

気持ち変えて行こう。




長崎鼻に向かう途中開聞岳が綺麗に見える場所があった。

うーん、いい眺めだ。

開聞岳 開聞岳

ここらへんてブーゲンビリアが大きくて綺麗だね。いたるとこに咲いてる。でもブーゲンは熱帯や暖かいとこに咲く花だから鹿児島は向いてるのかね。

ブーゲン

そしてついた長崎鼻。お土産通りを抜けて灯台に。

長崎鼻 灯台

どーやら灯台から少し歩けるらしい。ってことでどうせなら一番先端を目指してみる。

先端付近で兵庫からきたご夫婦の写真を撮ってあげる。

何枚か撮り、または違う景色でもまた撮る。

向こうもノッテきたのか、ピースしたり、肩を組んだりし始めた。

「いいね、いいね。」となぜか僕もおだてる。

このままおだて続ければヌード写真撮れるんじゃねーかってくらいノリノリだ。

けどもヌードならまだしも、なにかそこからおっ始まっちゃうんじゃないかと恐くなり、おだてるのはそこでやめといた。

少しだけそのご夫婦と話して、今度はそのご夫婦が僕のを撮ってあげるよと言いだした。

まぁせっかくだからと思い、カメラを渡すことに。

なんなんだろうね。優しさからなんだろうけど、必ず「じゃあ、一応もう一枚。」ってなるよね。

一枚でよかったのに、そのご夫婦は「もう一枚」、「あともう一枚」と僕のキャノンをパシャパシャ押していく。

最初は恥ずかしかったが、僕も徐々に撮られることが快感に。

それもこれも多分あの熟年の卓越したカメラ技術からだろう。




「いいね、いいね。」

「その体勢で開聞岳眺めてみようか。」

「オッケーオッケー。いいよいいよ。でも次は男らしさ表現するため上脱いじゃおうか!?」

「オッケーオッケー、最高!!」

「次は海に飛び込む絵を撮りたいなぁ。」

「オッケ、オッケーそれ頂きましたぁ。」








10分後、気付けば僕は全裸になっていた。








篠山紀信か!?








そのあと僕は恥じらいを感じながらもご夫婦にお礼を言って長崎鼻を後にした。

ハイビ

気付けばもう4時50分。もうそんな時間になってしまったので一番近くの場所に行くことに。

向かった場所は、そう。指宿といったら砂風呂。

どーしても、それを体験してみたかったのだ。




よーやく着いた!!と、目の前に看板が。








看板






・・・相変わらずの「旅見習い」っぷりで。

帰ろうか。




けども寝床の道の駅に行く前にもう一軒だけ寄ってみることに。場所は、砂むし会館「砂楽」ってとこ。

実は昼間の警官が教えてくれたとこ。

そしたら、なんとそこは9時までやってるみたい。やったぁー!!

やるじゃん、あいつ!!

ってことで砂蒸し初体験。

900円払い、全裸になり浴衣に着替えて海岸へ。

そして、お兄さんにスコップでうまく顔以外が埋められる。

ってか、ほんとに熱い。

夕方で今日はそんな日も出てなかったし、この砂風呂がある場所は日陰なのにすごいね。

ってか後々聞いたら実は冬でも熱いんだって。

ちょうど僕と同じときに、横でじーちゃんが埋められていた。

そしたら、そのじーちゃん「あれ!?今日はあんま熱くないな。」と言っていた。

すげー常連なんだなぁ。実は駐車場でも隣でしかっり鹿児島ナンバーを確認していたのだ。

こーゆーのって意外に地元の人行かなそうだけど、こーいったじーちゃんみたいな「通」は行くんだね。

なんだか20分も30分も埋まってられそうなオーラが出てる。

僕もじーちゃんには及ばないけど、看板にも書いてあったし、10分くらいを目標に頑張ってみよう!












そして8分後。









「もうダメだぁ〜!!」










と砂から勢いよく出るじーちゃん。








って早っ!!








フラフラによろけながら埋めてくれた兄さんに「ダメだ・・・。ミイラになっちまう。」といって去っていった。








じーちゃん、埋まってた姿は完璧ミイラだったよ。







意外に僕は少ししたら慣れてきて熱さが苦にならなくなり、結局20分入っていた。

正直もっと入ってられたのだが、みんな最後にきたおばちゃん連中も出てしまい、埋めてくれるお兄ちゃん連中が僕の終わりを待っていたので、その「早く出ろよ。」という冷たい視線に耐えられず出てしまった。

熱いのは我慢出来たけど、冷たいのは我慢できなかった。

その後はお風呂で砂を落としサッパリ。




ってかまた体重が落ちたなぁ。まいったね。

まぁ今日カップラーメンしか食べてないからしょうがないけど。

それに気づいたら日焼けがすごい!!!

しっかりと、首元と、腕にTシャツ焼けが出来てる。

まぁあんま気にしてないからいいんだけど。




今日はこんだけ汗かいたからビールが楽しみだ。

今日は(も)飲むぞぉ!!

いやっほう!!