DIARY

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前の日          2009年9月26日(土)           次の日

天気体調気分出費
 晴れ   普通   普通   \3270 
出発地終着地走行距離走行距離(合計)
 道の駅むかわ四季の館   道の駅みついし   227km  14907km 

164日目・北海道(むかわ→新冠→えりも→浦河) 〜本物のししゃも〜

今日も遅めの8時前に起床。

道の駅で朝の用意をしていると、やたらと見るししゃものポスター。

あれ!?まさかと思い調べてみると、やっぱそうだった。

ししゃもはこのむかわ町の特産品なんだ。

実はししゃもは世界中でも北海道の南部の太平洋側の一部でしか獲れない魚。

普段みんなが食べているししゃもは、輸入品のカラフトししゃも(カぺリン)という代用魚で本物のししゃもとはまったく味も形も違うんだって。

日本で「ししゃも」と言われて食べられている9割はこの「カぺリン」らしい。

だからずっとこの本物のししゃもを実は食べてみたくて探してたわけだ。




さっそく道の駅のすぐ近くの大野商店という店に行ってみる。

そして初めて見たししゃもはたしかに形がなんとなく違う。

ってかこっちのが大きいね。

色も今まで見てきたししゃも(カぺリン)は青っぽいっていうか銀色っぽかった気がするけど、本物のししゃもは白っぽいっていうかピンクっぽいっていうか、そこまで青々としていない。

店員さんと色々話していたら訳あり(傷があるとか)で商品としてに出せないししゃもを超格安の100円で食べさせてくれるというのでさっそくその店にあるホットプレートで焼いてみた。




で、食べてみたんですけど・・・。




ビックリした!!!






超美味い!!!






今まで食べてきたししゃもはナニ!?ってかんじ。

一般的にししゃもは「メス」のがお腹に卵もあるし、値段も高いとされてきたが、実際本物のししゃもを食べたらオスも超美味い!!

オスは身がおおきくて油がすっごいのっていて今まで食べてきたししゃも(カぺリン)とは本当に違かった。

あんまししゃも(カぺリン)で身がホクホクして脂のっているってわからなくない!?

それが本物の大きい奴だとすごく分かる。




いやー本物を知らないっていうのは損なんだね。

たかがししゃも。されどししゃも。

是非むかわ町にきたら本物のししゃも食べてみてください。

本当に美味しいですから。

ししゃも

R235を南下するといたるところで馬の牧場や馬の看板を見かける。

どーやらこの日高地方は馬にたいして詳しくない僕でも知っている「オグリキャップ」や「ナリタブライアン」とか数々の名馬の生産で有名な地方らしい。

シンボリ牧場とかあったけどあの「シンボリルドルフ」とかの牧場なのかな!?




新冠町に入ると馬の石絵が大きく描かれていた。

馬絵

そしていたるところに馬だらけ。

車を停めて近くまで歩いていくと撫でてと言わんばかりに寄ってくる。

しかも2匹がかわいがってほしさに軽くケンカするくらい。

馬ってめっちゃくちゃかわいいぞ、おい!!

とくにその目が。

馬

しかも道道209は通称「サラブレッド銀座」と呼ばれる道で競走馬の育成牧場が集中している。

やはりここも「銀座」がつくのか。なぜ全国のちょっと賑わった通りはすぐ「銀座」をつけたがる不思議だ。




もうすこし行くとサラブレッドロード新冠という道の駅があり、ここももちろん馬だらけ。

この道の駅にはこの町出身で活躍した馬の石碑がいっぱいある。

全部みたけど古いのは「キタノオー」という1953年生まれの馬もあった。

まぁ僕はあんま詳しくないからナリタブライアンとトウカイテイオーと馬像にもなっているハイセイコーしか分からなかった。

僕はみどりのマキバオーを探したが残念ながらマキバオーの姿は確認できなかった。

ってかトウカイテイオーの父親ってあのシンボリルドルフなんだ!?

競馬とか好きな人にはたまらない町だ。

ハイセイコー トウカイテイオー

そのままずっと南下して襟裳岬を目指す。

途中ガソリンがないから探していたら、たまたま安いスタンドを発見。

ってかこのスタンドって安いよね!?

この恐竜のいるスタンド。

ここらへん走っていてだいたい123〜127円あたりだったけど、ここだけ会員とかじゃなくても117円だったぞ。

ヤススタ ヤススタ

途中またパトカーがスピードを取り締まっていて、対向車におしえまくったら、みんな感謝して手をあげていた。

なんかあの手を挙げられるのって気分いいぞ。

たまに警察いなくても対向車にパッシングしようかな。

取り締まりやっていないのにみんな僕に感謝するんだ。

笑っちゃうぞおい。




ってか今思いだしたけど中国地方とかにいたとき意味なくパッシングとかされたことよくあったけど、もしかしてこれのこと・・・!?

僕以外に無意味にやって手あげてほしかったってこと・・・!?






・・・。






誰が手なんかあげるかっ!!




ってことで無意味にパッシングをするのはやめておこう。




何度か途中に「北の零年撮影場所」みたいな看板が弱弱しく立ててあったが、前もって「あと何メートル」とか教えといてくれれば寄ったのだが、いきなりすぎるし、しかも北の零年見たことないからUターンしてまで戻る気になれなかった。悪い熊ちゃん。




襟裳岬灯台につくととても風が強かった。

もともと今日は風が強い日だったが、とくにここは風が強いみたいだ。

風速10メートル以上の風が吹く日は一年間に290日あり、風速30メートルを超える日も珍しくはないみたいだ。

襟裳岬灯台

奥の襟裳岬という看板の前まで行く。

最近あまり自分を入れて写真をとることがなくなってきたので、三脚を持ち歩かないがここの襟裳岬はなぜか一緒に撮りたくなってわざわざ三脚を取りに行くのがめんどうなので隣にいたお姉さんに撮ってもらう。

看板の上に飛び乗りたかったのだが以外に高く、本気で登れば行けたのだが、こんなことに本気を出す姿を見せるのが恥ずかしく、結果中途半端にぶら下がるという、もっとも恥ずかしい姿で撮られてしまったのは言うまでもない。

襟裳岬

この襟裳岬には根室半島から襟裳岬まで生息している、ゼニガタアザラシがよく出現するらしい。

黒い体に白いリング模様が昔の穴開きのお金に似ているからこの名前がついたらしい。

しかし残念ながら今日このアザラシは見ることが出来なかった。

でも礼文であんだけいっぱいのアザラシを見たから悔しくもなんともないぞ。

とっつぁ〜ん

駐車場で少し日記を書こうかと思ったら、またパソコンが壊れた。

実はちょくちょく起動しないことが多いんだけど、もう最近は慣れて落ち着いて直すことができるようになった。

あの慌てていた日々が懐かしいぞ。(5月1日参照

そんな機会のスペシャリスト並みに落ち着いて直していたら、目の前に人が集まり始めた。

どーやら陽が沈むらしい。

みんなカメラでパシャパシャ。

なんだか最近毎回陽が沈むのを見ている気がする。

だけど夕日マニアな僕にとって何度見ても飽きることはない。

襟裳岬の夕日も綺麗だった。

夕日

そんなかんじですっかり陽が落ちてしまい、今日泊まる予定だった道の駅までまだけっこう遠いため、さっき通ってきた道沿いに温泉併合の道の駅があったのでそこまで戻ることに。なんか最近戻ることが多いぞ。

だけど僕のこの行動は間違っていなくて、この道の駅の温泉はとても綺麗で広く、しかもこんなちゃんとしているのに料金も420円と500円いかないのはかなり優秀だ。

露天風呂は何故か船の形をしているというアホな造り・・・おっと、粋な造りでなかなか気持ちよかったぞ。




さて明日でようやく連休が終わりか。

ゴールデンウィークと同じで長かったなぁ。






ってことでさっさと終われ!!