DIARY

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前の日          2009年9月28日(月)           次の日

天気体調気分出費
 曇り→雨   普通   ドキドキ   \6580 
出発地終着地走行距離走行距離(合計)
 道の駅忠類   道の駅おとふけ   83km  15094km 

166日目・北海道(幕別→帯広→音更) 〜ばんえい競馬で一攫千金〜

ここ道の駅虫類にはマンモスがいる。

そして夜の間は静かに大人しくしているのだが9時の開店の時間になると叫び始める。

それがなんとも寂しそうなのだ。

今日のこの曇り空だからか余計にそう感じる。

だけど近づいていったときにいきなり叫ぶのはやめてほしい。

けっこうビビるぞ!!

以前福井県の道の駅でもリアルな恐竜がいたような。

道の駅にはこーいった大きな像がよくある。

だけどよく見るとこのマンモスの上には蝶がいるではないか。

なかなかかわいいとこあるではないか。

マンモス 蝶

帯広に行くまでに幸福駅と愛国駅というのがあるので寄ってみる。

寄ってみて思ったのが、男一人で来るとこじゃないな。ってこと。

別に楽しくもなんともない。

ここは女子達でワイワイ言いながら来るか、幸せなカップルで来る場所なんだろう。

愛国駅はどちらかといえば綺麗だったのだが、幸福駅は昔からの形、姿を変えずといったかんじで駅の休憩所(?)みたいなとこには気持ち悪いくらい、名刺やプリクラ、手紙などが貼られていた。

ここに訪れた記念に張っていくんだろう。

幸福駅

たまになにを思ったか、自分の証明写真とかが貼られている。

カップルとかでプリクラを貼るのは分かるが、男一人のあの写真はなんなの!?

婚カツってやつ!?気にいったら連絡くださいってやつ!?

だからあんな名刺がいっぱい貼ってあるの!?




これなんて「なぜこれを貼った?」と聞きたくなる。

犯罪者みたいだぞ。

犯罪者

手紙や字を見ていると、たまに違うんじゃねーの!?というのもある。

ここで書くことじゃないんじゃないか!?ぼーず。

場所ちがう

さっさと移動して帯広市内に入る。

時間はちょうどお昼の12時。

帯広といったら、そう豚丼だ。

この字を見てみんな「TONDON」だと思った人いるかもだけれど勘違いしないでほしい。

「BUTADON」だ。

まず読み方が違う。

なにも知らずに「TONDON」なんてこの帯広で言ったら恥をかくことになる。




とりあえずてきとうにいっぴんという店に入ってみる。

「うるせーよ!!」と叫びたくなるくらい元気のいい店でさっそく噂の豚丼を注文。

正直豚丼なんて今はどこの牛丼チェーンで食べることができる。

そんなに美味いのか!?と思っていったが・・・。

まぁこれはたしかに美味しかった。

あのよくある「とんどん」は牛丼の代わりに使っているからあーいうたれ(つゆ)の中で煮混むといった味付けだが、これは一枚一枚炭火で焼くというものでまったく違うものだった。

やはり炭火が香ばしくて美味しかった。

まぁでも炭火じゃなければ家でも普通に作れそうだが。

豚丼

そのあと目の前にあったサンドラックとドンキホーテに行く。サンドラックはわりかし安いドラッグストアーだ。だけどここのサンドラッグはあまり安くはなかった。やっぱ地域によって異なるのか。




さぁそして今日のメインの場所に移動する。

帯広といったら、さっきは豚丼といったが、実は違います。

帯広といったら、そう「ばんえい競馬」です。

なんだかかなり賑わっているみたいなので、さっそく入場料100円払いなかに入ってみると、どーやら今日はレースが開催しているらしい。

おぉー!!ただの観光で来ただけだったが本日やっているということならば・・・。




やるしかないでしょ!!




ってことでまずは生のばんえい競馬を見に行くことに。

行ってみてビックリ!!

超でけぇー!!

なにアレ!?あの馬たちデカ過ぎじゃない!?

北斗の拳のラオウが乗っている黒王みたい。いや、それ以上にでかい気が。

動体、足、顔、すべてがこのあいだいっぱい見てきたサラブレッドなんか比較にならないくらいの大きさ。




レースはというと第一障害、そしてレースの行方を左右するばんえい競馬の最大のヤマ場の第二障害がある。

その障害の山を駆けのぼる姿は超ド迫力。騎手もムチをバシバシ入れまくる。

だけど普通の競馬と違って、以外とゆっくり。

第一障害と第二障害の間の中間点ではみんな一回停止するし。

「えっ!?止まっちゃうの!?」と思ったけど、やはりあの何百キロという重量を運ぶスタミナは最後まで続くわけなく、一度ここで休んでスタミナを回復させるみたいだ。

だけどもここでもどのくらい止めるとか騎手の駆け引きがあるみたい。

ド迫力 でけー

ってことでさっそく賭けてみることに。

スタッフのおばちゃんがいて軽く説明をうける。

そのおばちゃんがいい人で僕は色々なデーターが載っている新聞とかを持っていないのを知ったら、たまたま目の前を歩いていた帰ろうとしていたおっちゃんを捕まえて半ば強引に新聞を奪ってそれを僕にくれた。

話を聞くと、どーやら100円から賭けられるみたいだからケチくさいがちょびちょび掛けて設定金額は1000円、いっても2000円までで最後のレースまで楽しもうということに決めた。

それに僕が行くのが遅くてレースは残り少ないみたいだ。

とりあえず掛け金がそんなものだからたいして儲けも損もないだろうが、一応勝った ら飲み行くことに決めた。

やはりこういう目標がないとレースも楽しくない。

てことで、勝つぞコラ!!









そして2時間後。

全レース終了。

1000円でとても楽しめた。











・・・なんてはずもなく。

やはり熱くなってしまい結果5000円も投資してしまった。




普通の人から考えたらギャンブルに5000円なんて大したことないと思うかもだけど、こちらはやはり旅をしている身。

一日食費に500円と考えて、10日分になる。

これは負けたら痛い。

だけど僕には昨日も言ったがココぞというときの「ひらめき」。そう「直感」がある。

結構何気にこーいうのは実は得意であまり負けたことがない。

といってもそこまでやったことないが・・・。

でもわりかしギャンブル運はあるほうと思っているので大丈夫だろう。

ってことでこの10日分の食費の5000円がどーなったかは、こんなかんじです。




熱くなり設定金額をかなりオーバーして投資した5000円。

5000円



















その結果・・・。








































ドン!!



































































3340円









・・・。







負けてんじゃん・・・。






やっぱおれの直感だめじゃん・・・。






でもいい訳かもしれないけど、最終レースでここまで取り返したんですよ。

全然当たらなくて、イライラしてしまって設定金額オーバーしてまで最終レースに掛けたら見事的中。

あれ外れていたら普通にマイナス5000円だった・・・。

危ねぇー。さすがオレ。

負けてしまったことは痛いけど、どーにか−1660まで取り返した。

−5000と考えれば、よくやったといったかんじか。

そう考えるとどーにか負けた悔しさが抑えられた。




最初に軽く教えてもらったおばちゃんにたまたま会って、少し負けたことを話したら 以上に残念がっていた。

いいおばちゃんじゃねーか。




競馬場を出ると外はもう真っ暗。そして雨も降っている。

なんだか寂しいぞ。

道の駅に向かうまでの道のり、なぜか居酒屋ばかりが目に止まる。

あぁー勝ったら行ったのになぁ。

車内で流れる長渕の「STAY DREAM」が妙に胸に沁みる。




さっきのおばちゃんが帰り際に「次は土曜日だからまたおいで」と言っていた。

うーん・・・おばちゃんいい人だし行っちゃうかな。




・・・。






っていかん、いかん。

完全に騙されている。

彼女はあくまでもスタッフ。

残念そうにしていたが、一番僕の負けを喜んでいたのは彼女だ。

危ねー。騙されるとこだった。

馬と一緒でしっかり人も見極めないと。






でもあのおばちゃん。

軽く馬に似ていたな。