天気 | 体調 | 気分 | 出費 |
---|---|---|---|
晴 | 普通 | 普通 | \2780 |
出発地 | 終着地 | 走行距離 | 走行距離(合計) |
道の駅いかりがせき | 道の駅つるた | 224km | 18477km |
昨夜寝るのはたしか9時すぎくらいとわりかし早かったのだが、一度2時過ぎにパッと目が覚め飛び起きた。
ちなみにこれけっこう毎回やる。
どんなに車中泊に慣れても100パーセント安心しきってない証拠だ。
で、いつもはそのまま倒れてすぐ寝ちゃうんだけど、今日は喉が渇いていたので一口水を飲んだ。
が、それが失敗だった。
水を飲んだだけで目が覚めてしまって、そこから結局5時くらいまでだと思うが、まったく眠れなくなってしまった。
眠れないという症状は久しぶりだが、やはりとても辛いもんだ。
携帯とか見たりなにをするわけでもなく、ずーっと目をつぶっていた。
で、また7時に目が覚める。
うーんだるい・・・。
中途半端な睡眠で朝の目覚めが最悪である。
ここの道の駅は缶やらビンとか飲み物系のごみは捨てられるが燃えるゴミは持ち帰りみたいである。
昨日の道の駅は久しぶりにゴミを捨てることが出来て助かったが。
そう。ゴミ問題。
これ結構長期で旅している人は悩みの種だと思う。
今はどこの道の駅も「ゴミ持ち帰り運動」が盛んでゴミ箱というものを設置していない。
だけど昔はちゃんとあったんではないかと思う。今は簡単にゴミを捨てられない時代だ。
普段家に帰れる人はいいが、僕らみたいな(準)旅人はとても困る。
どんな生活をしていてもゴミというものは絶対にでるものだ。
家に帰るまでに溜め続けたら、僕の相棒は「ゴミ車」でテレビに出ることになってしまう。
「なぜここまで溜めたんですか!?」とリポーターが来てしまう。
「時代が変わったんだよ。」と渋めに空見上げながら言うしかない。
かといって、そこらへんにポイ捨てなんて出来ないわけで、このゴミ問題とても大変なわけだ。
だから僕はどーしているかというと、もうコンビニしかないのだ。
けど最近はコンビニでさえゴミ箱を設置していないとこが多い。
それにコンビニのゴミ箱はみんな燃えるゴミの入口が狭く作ってあり、大量のゴミは入らないようになっている。
だからなるべく僕はゴミは溜めずに少しずつ少しづつ、捨てさせてもらえる常識の範囲で小まめに捨てている。
前旅人らしき人が大量のゴミをコンビニに捨てようとしていてなかなか入らず手こずっていたのを見た。
あんなの絶対ダメ。
ゴミ箱の前で手こづるなんてもってのほか。
一発で店員さんにあの人大量のごみ捨てようとしている。と思われてしまう。
だからゴミを捨てることに関しては、あくまでも自然に。スマートに。
ちなみに僕のゴミ捨ては完璧だ。
自分でいうのもなんだが、華麗だと思う。
僕のゴミを捨てる姿は、まるで駅の改札をスイカで「サッと」通る人くらい自然に店内に入ることができる。
ちなみに以前は下手で、まるでふろしき巻いたおのぼりさんが改札で手こずっているみたいだった。
つまり成長したってことか。
だけど僕は昔から、コンビニとかでトイレだけ利用して店を出たりとかそーいうことが出来ないビビりなので、ゴミも同じで捨てさせてもらったら必ず何かを買う。
弁当やらおにぎりやらビールやら。
それが長い目でみたら結構でかいのだ。
まぁ捨てさせてもらっているから文句は言えないのだが。
もっと快適なゴミ処理の仕方はないのかね。
道の駅の物産館をブラブラ見に行くと、さすが青森。リンゴだらけ。
各種色々なリンゴが、色々な値段で売られていた。
たまたま目に着いたのが、僕でも知っている「ふじ」って品種のリンゴでなんと8個入りで150円!!
普段リンゴなんて買わないから、普通の値段が分からないがこれ安いよね。ってことで即買。
どーやら多分僕が買ったのは、あまり見た目がよくないらしい。だからあんな安いのかな!?
まぁこの値段だから正直味は期待してはいないが、さっそくタオルで一応ゴシゴシ拭いて皮ごと食べてみる。
普通に美味いぞ!!
果汁っていうの!?それもけっこうあるし、甘酸っぱくてとても美味しい。
しかもけっこう一個食べただけでお腹にいっぱいになる。
それに丸かじりしても歯茎から血は出なかったから、僕の歯茎はやはり健康みたいだ。
どーやら青森にいる間は主食がリンゴになりそうだ。
でもよくみかんを食べまくると肌が黄色くなるというが、林檎を食べまくると肌が赤くなるのかな!?
あっ、でもリンゴの身自体は白か。
弘前市に入りR7を走ると片側2車線に広がる。
僕は最初右側を走っていたんだけど、みーんななぜか左車線にいる。
おかしいなーと思い、そーいえばこの道以前7月に北海道に行く前に通ったことあり、そのとき白バイを見たのだ。
なんか危なそうな気がしたので、その直感にしたがって僕も左車線に変更した。
そしたらすぐに一台の車が右車線を猛スピードで走り抜けていった。
その瞬間高架下にいたと思われる白バイがいきなり僕の目の前に現れ、猛スピードでその車を追跡していった。
はい。御愁傷様。
危ないなーと思った直後だったので、やはり僕の直感は当るようだ。
白バイが猛スピードで追いかけて行く姿を見て僕の頭の中でずっと映画「スピード」のテーマが流れていた。あっ、2のほうね。TKのほう。
でもあの車100キロ近くだしていたと思うな。
30キロオーバーかぁ。悲惨だ。
僕も気をつけないと。
そして久々の県庁に行く。
このあいだ北海道庁を見たがあれは、歩いて友達と行ったし、なんか観光ってかんじがしたが、今日はなんかほんと久々なきがする。
車で駐車章探しとかね。
けどそこまで苦労なく駐車場に停めて久々の県庁を堪能する。
青森県庁も少し入口から道路までの距離があったほうが写真撮りやすいんだけどな。
そして久々の「○○県と言ったらなに?」の質問をする。
北海道庁は休日だから出来なかったのだ。
そしたら「リンゴですかねぇ。スミマセン・・・。」と何故か申し訳なさそうに言ってきた。
いやいや、全然それは誇っていいことですよ。だって僕の予想もやっぱ「リンゴ」だったから。
前青森と言ったら「恐山」と言ったが、それは間違いでやはり青森と言ったら「リンゴ」でしょ。
青森県庁の入口のすぐ横にもリンゴの木があっていっぱいなっている。
名産品を県庁に植えるとは、やるじゃん。
青森の有名な岬の竜飛岬に向かう。
青森入ってからよく見かけるんだけど、この稲の干しかた(?)は独特だ。
最初かかしがいっぱいいるのかと思った。
稲刈りしたんだから今さらそんないっぱいいてもしょうがないだろうって。
田んぼ道を走っていると「青函トンネル広場」という看板が。
慌ててUターンしてみると、どーやらここからあの北海道までつながっている青函トンネルが始まるらしい。
そしたら一台の貨物列車が北海道方面へ入っていった。
新幹線が開通したらやはりここを通るのか!?
青函トンネルも昔プロジェクトXで見たことあったきがする。
だけど正直あんま覚えていない。
帰ったらもう一度見たくなったな。
そして竜飛岬に着く。
目の前には津軽海峡があり、残念ながらよく見えなかったが、この海の先にはこのあいだ僕がいた白神岬があるみたいだ。
だけど北海道の大地を見るとまた戻りたくなってしまうから、見れなくてある意味よかったかも。
ってか、なんていうか津軽海峡っていうか竜飛岬っていうか、ほんとこらへん寂しい雰囲気が漂っている。
別に寂しくなんかないのに、風のせいもあり心も体も冷えてくる。
そしてもう一つこの寂しい雰囲気を醸し出している決定的なものは、石川さゆりの「津軽海峡冬景色」が流れる石碑だろう。
なかなかのボリュームで流すものだから、ここら辺一帯に響き渡っている。
これはよく聞くと「ごらんあれが竜飛岬」の2番から始まっている。
たしかに1番の「上野発の夜行列車」から始めると、肝心なこの竜飛岬まで時間かかるからか。
だけど全国に色々こーやって曲が流れる石碑あるけど、ここが一番よかった。
有名な曲で知っているからっていうのもあるからだろうけど。
だけどほんとにこの場所にあっている寂しい曲だ。
しかしその前に陣取っている「名物たっぴの母さん」という出店の名前の母さんほど、この雰囲気にふさわしくない人はいない。
詳しくは説明しないが、自分で「名物」と名乗ってしまうくらいだから、なんとなくおわかりだろう。
この竜飛岬にはあの吉田松陰の石碑があるみたいで見に行った。
松陰先生はここまで旅しにきていたみたいだ。
まさかこんなとこで松陰先生の石碑を見れるとは思わなかった。
そしてお次は階段国道。
ここには日本で唯一の階段が国道になっているのだ。
全長388.2メートル。362段で、標高差約70メートル。
もちろんあの逆三角形のR339という標識もある。
せっかくだから日本唯一の階段国道を歩いて降りてみる。
そんなに辛い階段ではなかったが、階段の終わりはどーなってるか知りたくて一番下まで降りてみた。
ようやく全階段が終わったのだが、そこから赤い歩道に変わりすごい狭い民家の間を通って無事に道路に出るみたいだ。
つまりあの狭い民家の目の前の道も国道っていうことか!?
すごいな。玄関開けたら徒歩1歩で国道だぞ。
この階段国道R339沿いには今は何も植えられてないんだが、花とかを多分植えられていただろう、黒い鉢が点々と国道沿いに置いてある。
最初は何も思わなかったんだけど、なんか変な形しているなーと思っていたら、なんとそれは全部車のタイヤだった。
分かる!?タイヤを真っ二つに切って、片方をぐりぃんってしてるのが!?
なかなかいいアイデアではないか。
駐車場に戻ると同時にまた雨が降ってきた。
なんだか最近は、一日に一回は雨降るな。
すると目の前で観光客のカメラを押していた名物母さんは、カメラをほん投げて商品を雨から守っていた。
自分からカメラ撮るよと近づいてくるのだが、あの慌てっぷりようは面白い。
日記を書いたりして、暗くなってから道の駅まで向かう。
北海道と違って本州はいいね。夜道があんま嫌ではない。
北海道は一本違う道を走れば、夜車なんてまったく通らないような道だし、街灯もまばらで、ほんと真っ暗でなんかあったら嫌だなーと思うような道ばっかだが、本州は真っ暗でも山でも対向車はそれなりにいる。
対向車がいるだけで、気分は全然違うものだ。
明日は世界遺産でも行こうかな。
そうしよう。