天気 | 体調 | 気分 | 出費 |
---|---|---|---|
晴れ | 普通 | 普通 | \3080 |
出発地 | 終着地 | 走行距離 | 走行距離(合計) |
道の駅厚岸グルメパーク | 納沙布岬付近の駐車場 | 140km | 15835km |
昨夜の天気の荒れ模様は酷かった。
この道の駅はきたとき真っ暗だったから分からなかったが、けっこう小高い丘の上にあるみたいで、だからか風がもの凄く強くまじで相棒がひっくり返るかと思った。
うーん・・・こんな揺られるんじゃ恐くて眠れないぞ。
って思いながら速攻爆睡。
やはり酒飲めばすぐ寝れるらしい。
6時前に一度起きて、そのまま起きてればいいものを、外を見たら霧が出ていて、何故かそれがまた眠気を誘発させ、気付いたら8時過ぎ。
どーやら、やっぱりこの時間だ。
本当に札幌行ってからというもの朝が起きれなくなってしまった。
札幌行く前は全然早起きだったのに。
困ったもんだ。
準旅人の肩書もあったもんじゃない。
フッと思ったけど、どーやら最近僕は「12時間起きて」、「12時間寝る」のサイクルを繰り返しているらしい。
普通だいたい、18時間くらい起きて6時間くらい寝るというのが一般的なのか、僕は最近一日を綺麗に半分に割って生活している。
以前旅に出る前は睡眠時間は普通に4時間か5時間くらいで「寝るのはもったいない」や「一生眠くならないようになりたい」とよくほざいていた。
よく寝る友達に若いのに寝過ぎると脳みそとけるぞ。と言っていた。寝る暇あるなら酒飲めと。
以前僕は計算出来ない頭で考えた。
毎日6時間睡眠とったとして80年生きたら、なんとそのうちの20年は寝たことになる。
衝撃だった。
80歳まで生きたとか言っておきながら、そのうちの20年は寝ているんだよ。
なんてもったいない。
人生一回しかないのに20年も寝てしまうなんて。
それが分かったとき余計寝るのがもったいなく感じてしまった。
だが、最近ではもう少しで睡眠のが一日の行動の半数以上を占める割合になりつつある。
このままのペースだと80歳まで生きたとしたら40年は寝ていたとなる・・・。
も、もったいなさすぎる・・・。
やはり早起きしなくては。
8時過ぎになったらもう霧はほどよく晴れて、この道の駅はなかなかの景色。
カメラ小僧どもがこぞって写真をパシャパシャしている。
僕も混じって1枚押しとく。
この厚岸という街はどーやら牡蠣が名産らしく、今日から「牡蠣まつり」たるものを開催しているらしい。
さすがに牡蠣まつりにわざわざ行く気にはならなかったが、ここ道の駅には自分で買った素材を炭火で焼くというオシャレなレストランがあるため、今日は奮発して朝から(っていうかブランチ!?)牡蠣を食すことに。
まずここは自分で色々な食材から食べたいものを選ぶ。
奮発するといってもあんま奮発しすぎると恐ろしくなるために、牡蠣(焼・生)とイカとタラを購入。
そして店内に入りひたすら炭で焼く。
焼くのを待っているあいだに、生をいただく。
うーん、美味い。身がぷるっぷる。ぷりっぷりで濃厚な味わい。
そんなこんなをしていると炭火であぶっていたやつらが吹き出し始めて呼んでいる。
どれどれ!?と専用のナイフを使って牡蠣の殻をオープンさせる。
まずはこのまま何も付けずに食べてみた。
なにこれっ!?う、美味い!!
あぶった(焼いた?)ほうのがくそ美味い!!
「牡蠣のエキス(汁)は神にも飲ますな」という言葉があるらしく、たしかにそのとおり。
この何もつけない自然な味わいがもの凄く美味い。
これだけでご飯いけるぞ。
牡蠣はこのエキスがやばいね。オイスターソースが美味しいわけだ。
本当美味しかった。
その後少しまた道の駅のロビーでパソコンをする。
横では中学生がみんな任天堂DSをやっている。
ってか本当に今の子供ってDSが大好きだな。
絶対みんな持っているよ。
でもフリースポットといえど、なぜここに集まってみんな各自ゲームやってるんだろう。
ゲームをほとんどしない僕には理解しがたい。
外で遊べよ、ぼーい。
奮発ついでに久々にジュースでも買うことに。
CCレモンを買ってみたが、何年ぶりに飲むCCレモンは美味かった。
ちなみに僕はジュースをあまり飲まない。
口にするものは専ら水とお茶と酒くらい。
てか酒以外はほとんど飲まない。
昨日だって、朝起きたときに一口水を飲んだだけで、あとは夜に酒をガブガブ飲む以外水分を取らない。
体にはよくないんだろうけど、やはり僕の体は酒で出来ているようだ。
だけど久々に飲むCCレモンは美味かった。
霧多布岬に向かって走ってしたら、ちょうど牡蠣まつりの会場の横を通った。
もともと行く気はなかったが前の車と同じく係りの人に誘導され駐車場に入ってしまった。
まぁでもせっかく車停めたし、祭りを見に行くことに。
でもなんかいいね。こーいう祭り。
僕はでかい祭りとかより、こーいったその街や地区がやっているような、美味しい食べもがあってダラダラ飲んだりできる祭りが好きだ。
せっかくだし、また牡蠣を食べようかと思ったが、周りを見たらみんな昼間っから牡蠣食べながら飲んだくれている。
う、うらやましい・・・。
お、おれも牡蠣食べながら飲みたいぞ・・・。
結果何も食べなかった。
ここで牡蠣食べたら、「もうどーでもいいや。」と飲んでこのままここで寝てしまいそうな気がしたからである。
さすがにそれはまずいのであえて何も食べずにこらえて出てきた。
途中琵琶瀬展望台というとこから霧多布湿原を望む。
なかなかいいではないか、この景色。
釧路、サロベツに次ぐ日本第3位の霧多布湿原のなかを歩ける場所があったので行ってみたが、ここは夏やその前あたりにくれば、エゾカンゾウが咲き乱れて凄くキレイらしい。
だけどやはりこの時期は何もなくて、もの凄く寂しい雰囲気に包まれている。
そーいえばエゾカンゾウ一度も見ることなかったな。
霧多布岬は歩いてかなり奥のほうまで行ける。
でも北海道の岬ってこーやって細長くなっているのが多いのか、みんな歩いて先端までいけるようになっている。
車降りてすぐ。じゃなくて少し歩けるというのが僕的にはよかったりもする。
そのあと霧多布岬のすぐ近くに温泉があったので時間はまだ3時くらいで早かったが入ってしまうことに。
思っていたよりも綺麗でなかなかよかった。
でも温泉の券売機が喋るのはなかなか驚くぞ。
温泉に入るとビックリしたことに、新聞を読んでいるおっちゃんがいた。
な、なぜここで新聞・・・!?
たしかに新聞とはタイムリーなものだ。
たった一日たっただけで、「古い」ものになってしまう。
どーしても今読みたいという気持ちは分からないでもない。
だけど何故温泉にゆっくり浸かりながら読んでいるんだ!?
出てからでもいいだろう!?あんたのその格好、どー見てもそこまで急いでいるようには見えないが。
それに、もう新聞紙の下の部分と、持つ部分はボロボロのグシャグシャだ。
そこが大事な記事だったらどーする!?
僕はそのおっちゃんの様子を伺っていた。
ってか、これはつっこんだほうがいいのか!?
でもつっこんだところで・・・。
「新聞くらい黙って読ませろ!!」
とキレられても困る。
または、「新聞ビショビショですよ・・・!?」とつっこんだら・・・。
「遅い、遅いー!!もっと早くつっこんでよ!!誰もつっこんでくれなくて不安になっちゃった。」
と、つっこみ待ちされていても僕としてはとても困る。
よって、僕は見てみないふりをすることに。
温泉からあがり相棒が待つ駐車場に戻ると、さっきは全然気づかなかったが、そこには多分エゾカンゾウらしき花が。
おぉー見れない、見れないって思っていたらついに見れた!!
ってかこれってエゾカンゾウだよね!?
さてこの後はひたすら東へ向かう。
一応今日の寝床と目論んでいた道の駅に着くものの、こっから納沙布岬まで約1時間以上かかるらしい。
うーん・・・。それは遠いな。
実は明日の日の出を納沙布岬から見たいのだ。
だけどただでさえ日の出は朝が早いのに、そこに行くまでに1時間以上じゃ起きるのが辛くなると思い、悩んだ結果納沙布岬まで行ってしまうことに。
この先道の駅がないのだが、行けばちょっとくらい車中泊できそうな駐車場あるだろう。
そして無事その納沙布岬付近に着いたがどーやら停められる場所を発見。予想通りあった。
真っ暗で困るがトイレもあり、ここで寝てしまうことに。
道を挟んで向かい側の神社の横の建物の中で何かをやっている模様。
こんな最東端の場所なのに人が夜に集まっている。
なにやっているんだろうと興味があり行ってみる。たまたま歩いていた人がいたので聞いてみると、どーやらこの地域のお祭りらしい。
実はここに来る何キロ前でも同じ旗を立てたお祭りがやっていたのだ。
今日はお祭りだらけだ。
だけど昼間のお祭りとは違って、このお祭りはほんと地元の人だけ。
その人に全然、大丈夫だよと言われ、その建物の中に入ったものの、なにかゲームをやっている。
そのゲームも僕には意味が分からず、やはり部外者はくるとこじゃないなとそそくさと退散。
ってかこれってお祭りなのか!?
でもここまで小さなお祭りは地元の人か、知り合いがいないと浮いてしまっているように思い楽しめないな。
今日はお祭りを3件見たが何処もみんな、仲間と酒を飲んで楽しそうだった。
正直祭りどうこうではなく、そのことがすごく羨ましかった。
すごく地元の中学、高校で出逢った仲間たちとみんなで飲みたくなった。
旅をする前は、たまにみんなで集まって飲んだりしてもなにも思わなかったが、旅をしてみると、そんなみんなと飲むということがなんて最高なことなんだろうとつくづく感じる。
当り前に思っていたことほど、素晴らしいものはないんだな。
この日本最東端の駐車場で久々に、かけがえのないクソバカヤローどもに会いたくなった。